ジャニーズ問題の黒幕とも言われる飯島三智について調べてみた

SMAPマネージャーからCULEN社長へ

飯島三智氏は、SMAPのマネージャーを務めていたことで有名。ジャニー氏に近い存在であったと言われ、関連会社の取締役にも就任していた。

ジャニーズJr.を統括していた人物でもあり、性加害を告発したカウアン氏が在籍していた当時も飯島氏がJr.を取りまとめていた。

現在は新しい地図が所属する株式会社CULENの社長である。

性加害問題についてたびたび取り上げている文春だが、飯島氏との関係は良好だと思われる。

週刊文春WOMANでは新しい地図のメンバーが連載を持つなど頻繁に登場している。香取氏が表紙を描いていたこともある。

先述のように飯島氏はジャニー氏と関係が深く、Jr.を統括していたこともある。もし性加害が事実なら飯島氏は何か知っている可能性が高いが、文春が彼女にインタビューをしたことはない。

CULENの設立にはラオックスが関わっている。ラオックスは中国の大手家電量販店の傘下に入り、免税店を展開する企業。

CULENの設立から約半年間、代表はラオックスの社員が務めていた。

飯島氏はSMAPの海外公演でラオックス会長の羅怡文氏と知り合ったようで、羅怡文氏は「彼女とメンバー3人の独立をラオックスとして支援した」と述べている。CULENの設立に対してラオックスが出資した可能性がある。

飯島氏はSTARTO ENTERTAINMENT社長の福田淳氏とも親交がある。新しい地図の海外進出について、福田氏に相談したと言われている。

ほかに、日本財団会長の笹川陽平氏、ソフトバンク会長の孫正義氏とも繋がりがある。

飯島氏は、性加害について知らなかったと回答している。

ジュリー氏も同じように「知らなかった」と述べているが、これに対して”隠蔽だ”とか”そんなはずはない”と言う人が多くいた。

ジュリー氏は基本的にデビュー組の担当であり、Jr.にはほとんど関わっていない。

性加害が事実なら、Jr.を統括していたことのある飯島氏のほうが何か知っている可能性は高いと思うが、彼女の責任を問う声はジャニーズファン以外からはほとんど聞かれない。

飯島氏は、テレビ局などに圧力をかけていた。

元フジテレビアナウンサー長谷川豊氏のブログによると、逮捕された稲垣氏の”容疑者”呼びに激怒し、もうSMAPを『SMAP×SMAP』に出さないなどと言って圧力をかけてきたという。

飯島氏が親しくしていたバーニングや田辺エージェンシーからも圧力がかかり、”容疑者”ではなく”メンバー”呼びすることになった。

長谷川氏は飯島氏について「『SMAPの担当』として非常に強い力と影響力を持っていた」と述べている。

タレントを引き上げると圧力をかけるのは飯島氏の常套手段。

性加害問題を受け、TBSの社員や関係者などを対象にジャニーズからの圧力について調査した報道特集では、制作関係者の証言として「気に入らないことがあるとすぐに『タレントを引き上げるぞ』と言うため、企画がガラッと変わるなど、振り回された感があった」というものがあった。

これはジャニーズというより飯島氏のことではないかと言われている。

飯島氏・ジュリー氏それぞれの派閥があったときは、自分の担当タレントをジュリー派のタレントと共演させないよう圧力をかけていた。

特にTBSにおける飯島氏の影響力は大きかったようで、ジュリー派のタレントを起用しないよう圧力をかけていた。

実際、中居氏がMCを務めるTBSの音楽番組にジュリー派のグループがほぼ出演しないなどの不自然なキャスティングが見られた。